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○高齢者の聴覚特性の条件から、次の留意点などが指摘できる。
1.高齢者の聴力特性から、2000Hzを越える音域の使用をさける
2.明瞭な聞き取りやすい音の使用に留意する
3.対面型では音量の調節できる音声案内を検討する
4.分かりやすい表現、くりかえし表現に留意する

 

2-3視覚障害者に配慮する聴覚表現の留意点
○視覚障害者では点字を読み取ることのできない人の割合も高く、聴覚による音声情報の必要性が高い。この条件から、次の留意点などが指摘できる。
1.明瞭な聞き取りやすい音の使用に留意する
2.肉声は発声者によって聞き取りやすさに大きな違いがあり、録音テープによる案内が可能な場合は極力録音を使用する

 

3. 触覚表現

3-1 わかりやすさの条件
○触覚表現のわかりやすさの主な条件は突起の大きさと形である。

 

3-2 視覚障害者に配慮する触覚表現の留意点
○敷設ブロックについて次の留意点などが指摘できる。
1.誘導ブロック、警告ブロックそれぞれの形状の差を明確にする
2.誘導ブロックの方向がわかりやすい形状とする
3.突起の高さ、突起の大きさ、突起同士の間隔それぞれ認識しやすい寸法とする
○点字案内板の取付けにあたって次の留意点などが指摘できる。
1.統一された触りやすい高さに、点字表示をする
2.点字表示板の取付け範囲は上端は目の高さより低く、下端は手首に負担のかからない高さ(ひじの高さ)がよい
3.垂直取付けより斜め取付けの方が手首の負担が軽い

 

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